
どこの会社にも「クソ上司」は1人は居ると思います。
私が以前働いていたハウスメーカーにも、役員のお気に入りで昇格した支店長がいましたが、まさに「クソ上司」を地でいく人でした。
その支店長が私の直属の上司だったのですが、毎度のように呆れることを言われながらも5年間上手く付き合いながら一緒に働きましたよ。
そんなクソ上司と上手く付き合えた方法を、当時を振り返りながら紹介します。
この記事の目次
上司に言われて呆れた言葉
なんでこんな時に休んでるの?
私が勤務していたハウスメーカーは、毎月最低2棟の契約がノルマでした。
支店ごとにも売り上げ目標が設定されており、営業マン6人に対して1.5億円が目標数字になっていました。
1人頭2,500万円売ればいいだけですから、ノルマ通りに契約を取っていけば余裕で達成出来ます。
ある月の私は既に4棟・5,200万円の契約を完了しており、月末に休みを取っていました。
そこに上司から電話が掛かってきます。
他人の契約で手伝えることなんてほとんど無いので、出社しても正直何にも変わりませんし、意味がありません。
しかし、上司は連帯責任だろと言わんばかりの言われようでした。
(俺、今月めちゃくちゃ売ってるのになんでこんな事を言われないといかんのや)と思いながらも、とりあえず出社しておきました。
主任なら契約無い人に分けてあげてよ
住宅営業マンの給料は基本給+歩合になっており、歩合の割合はかなり大きいです。
支店の売上目標に向かってチームとして頑張りはしますが、それ以前に自分が売り上げを作らないと給料が増えません。
まずはそれぞれ個人プレーで契約を取りに行きますが、営業マンには売れる営業・売れない営業がいますよね。
ある月の月末、3棟目の契約日を確定させて会議に参加したところ、上司にこう言われました。
これには基本温厚な私も、はぁ~~~~~~~~~~~???って感じでした。
1棟あげればその分の歩合給が無くなり、40万円近くの給料が減ることになります。いくら主任であろうが40万円を売れない営業マンなんかにあげられる訳がありません。
流石にこれに関しては「無理です」と言ったところ、クソ上司は何やらブツブツ言ってましたが、お前が契約取って売れない奴にあげろよと思いましたね。
今日クレーム処理行ってきて
ある日の休日、私は滋賀の竜王にあるアウトレットに買い物に行っておりました。
そこに上司からの電話です。
これはかなり思い出に残っている出来事ですね。
自分が出勤しているんだから、それくらいやってくれても良いんじゃないの?と思いながらも、帰宅して処理に行きました。
売り上げが足りない時だけ「君が頼り」
月末になると、その月の目標が達成するかしないかがほぼ確定します。
私は翌月の売上も計画的に立てており、2棟くらいは契約日まで設定済みのケースが多かったのです。
そこで、目標がギリギリ足りない時に必ず言われていたのがこのセリフ。
まあ、これは入れないと支店目標が達成出来ないので入れるしかないのですが、日ごろか丁重に扱えよと思いましたね。
クソな上司って本当に都合がいいんです。
今月少ないね?なんで3棟契約ないの?
前月に、支店目標が足りないから前倒しをお願いされ、計6棟の契約をしていました。
前倒しをしているため、その月は1棟しか契約がありません。その状況で会議中に言われた言葉がこれです。
こんなクソ上司と上手く付き合うためにやったこと
完全にイかれた上司でしたが、人は悪いわけではなかったので上手いこと付き合えば良いやと思っていました。
最初は頭に来たこともありましたけれど、付き合い方に慣れた後は逆にやりやすくなり、自由度があがりましたよ。
何かお願いされたら事前に交渉する
これは前倒しを頼まれるようになってから始めました。
何かお願いされた時には、こちらも条件を提示するようにしたのです。
何で今月少ないの?といわれた事件から、必ず条件を出して予防線を張る事を意識していました。
これが案外効果ありで、それ以降は理不尽なことを言われる頻度が減りましたよ。
クソ上司と思っても素直に頼る
こういう使い物にならない上司って、プライドだけは一丁前です。
そこで、思いっきり頼ったら満足するんじゃないか?と思って、試しに頼ってみました。
これが滅茶苦茶効果ありで、ニコニコと話を聞いてくれるようになりましたね。
クソだな~と思うと、段々話すのも嫌になったりしますよね?
しかし、それでは逆効果なので、こちらから歩み寄ると案外上手くいくかもしれません。
言われたことにはとりあえず「かしこまりました」と言う
これもかなり効果ありでした。
クソ上司にはどうしても反抗したくなるものですが、ここでグッとこらえて「かしこまりました」というだけで、かなり関係が上手くいきます。
向こうは馬鹿なので、こっちが折れれば満足しますし、気分を良くしてくれます。
いちいち張り合ってストレスを溜めるよりも、その場はとりあえず「かしこまりました」で通してしまえばいいのです。
どうしても腑に落ちなければ、少し間を置いてから声をかけるようにしましょう。
上司のこだわりポイントをしっかり抑える
クソ上司に大体共通するのですが、謎のこだわりポイントを持っている人が多いです。
私の上司のこだわりポイントはいくつかありました。
上司のこだわりポイント
- 休みでも必ず電話は出る
- 予算書の項目は上司の指示通りにする
- 営業は必ず2人以上出勤している状態にする
契約書や予算書などの書類作成において、かなり細かいこだわりを持っている人でしたので、しっかりと意識して対応するようにしました。
また、営業マンは常に2人出勤していないといけない。という謎のこだわりを持っており、ここも営業全員で守るようにしておきましたね。
月金と会議があり休みを入れられないため、営業マンは基本的に火水木に休みが偏るので、調整するのに毎月苦労した覚えがあります。
これらのポイントを抑えてからは、書類の確認もスムーズに進んでいきましたし、自分の仕事も捗るようになりました。
まとめ:クソ上司相手でも上手く付き合えば気楽
色々と理不尽を押し付けてきたり、謎のこだわりを持っているクソ上司ですが、上手く付き合う方法を抑えれば寧ろ付き合いやすくなります。
パワハラやモラハラをしてくる人でなければ、まずは一度観察してみましょう。
せっかく良い会社に就職したのに、上司のせいで転職していては勿体ないですからね。是非活用してみて下さい。